木津川市のカイロプラクティック・整体　いっぱつ堂　高の原 | 日記 | WHOが慢性腰痛に関するガイドラインを発表

2023 年 12 月 7 日 部門ニュース 読了時間: 3 分 (733 ワード)
 世界保健機関（WHO）は、プライマリケアおよび地域医療現場における慢性腰痛（LBP）の管理に関する初のガイドラインを発表し、医療従事者が日常診療中に使用すべき介入と使用すべきでない介入を列挙している。
腰痛は世界的に障害の主な原因です。2020 年には、約 13 人に 1 人、つまり 6 億 1,900 万人が LBP を経験しており、1990 年と比べて 60% 増加しました。LBP の症例数は 2050 年までに推定 8 億 4,300 万人に増加すると予想されており、アフリカとアジアで最も大きな増加が見込まれています。そこでは人口が増加し、人々の寿命が延びています。
LBP に関連する個人および地域社会への影響とコストは、持続する症状を経験している人々にとって特に高くなります。慢性原発性LBPとは、3日以上続く痛みを指します。 基礎疾患やその他の状態が原因ではない数カ月 – プライマリケアにおける慢性LBP症状の大部分を占めており、一般に症例の少なくとも90%を占めると推定されています。こうした理由から、WHOは慢性原発性LBPに関するガイドラインを発行しています。
「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを達成するためには、腰痛の問題を無視することはできません。腰痛は世界中で障害の主な原因となっているからです」とWHOのライフコース・ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ担当事務次長ブルース・エイルワード博士は述べました。プライマリ・ヘルス・ケアへのアプローチを強化する際に、重要で達成可能な介入を組み込むことで、この遍在的だが見落とされがちな課題に対処します。」
このガイドラインでは、WHOは慢性原発性LBPを経験している人々を助けるために非外科的介入を推奨しています。これらの介入には次のものが含まれます。
 

・知識とセルフケア戦略をサポートする教育プログラム
・運動プログラム
・脊椎整体療法やマッサージなどの理学療法
・認知行動療法などの心理療法
・非ステロイド性抗炎症薬などの薬
 

このガイドラインは、慢性原発性LBPを持つ成人に対するケアの重要な原則を概説してお
り、それが全体的、個人中心、公平、偏見を持たず、差別的でなく、統合され、調整されるべきであることを推奨している。慢性的な一次LBP経験に影響を与える可能性のある要因（身体的、心理的、社会的）の組み合わせに対処するようにケアを調整する必要があります。人の慢性原発LBPに総合的に対処するには、単独で使用される単一の介入ではなく、一連の介入が必要になる場合があります。
このガイドラインでは、ほとんどの人にはほとんどの状況で推奨されない 14 の介入についても概説しています。入手可能な証拠に対するWHOの評価では、潜在的な害が利益を上回る可能性が高いことが示されているため、これらの介入は定期的に提供されるべきではありません。WHOは次のような介入をしないよう勧告しています。

 
・腰椎ブレース、ベルトおよび/またはサポート
・牽引（つまり体の一部を引っ張る）などの理学療法
・オピオイド鎮痛剤などの一部の医薬品は過剰摂取や依存を伴う可能性があります
 

LBP は、ほとんどの人が人生のある時点で経験する一般的な症状です。2020年、LBPは世界中で障害を抱えながら生きた全原因年数の8.1%を占めました。しかし、臨床管理ガイドラインは主に高所得国で開発されてきました。持続的な痛みを経験している人は、家族、社会、仕事の活動に参加する能力が低下することが多く、精神的健康に悪影響を及ぼし、家族、地域社会、医療制度に多大なコストをもたらす可能性があります。
各国は、特定の介入の日常的な提供を中止しながら、推奨される介入をユニバーサル・ヘルス・カバレッジを通じて利用可能、利用可能、受け入れられるものにするために、自国の医療システムとサービスを強化および変革する必要があるかもしれません。このガイダンスの実施が成功するかどうかは、LBP の適切なケアに関する公衆衛生上のメッセージの発信、慢性腰痛ケアに対処するための労働力の構築、ケア基準の適応、紹介システムを含むプライマリ ヘルスケアの強化にかかっています。
「慢性腰痛に対処するには、個人中心の統合的なアプローチが必要です。これは、各人の固有の状況と、痛みの経験に影響を与える可能性のある要因を考慮することを意味します」とWHOの母子、新生児、小児、青少年の健康と老化担当ディレクターのアンシュ・バナジー博士は述べました。「私たちはこのガイドラインを、慢性腰痛ケアへの総合的なアプローチをサポートし、ケアの質、安全性、利用可能性を向上させるためのツールとして使用しています。」
LBP は生活の質に影響を与え、併存疾患や死亡リスクの上昇と関連しています。慢性的なLBPを経験している人、特に高齢者は、貧困を経験し、労働力から早期に退職し、退職後に蓄える富が少なくなる可能性が高くなります。同時に、高齢者は介入による有害事象を経験する可能性が高く、各人のニーズに合わせてケアを調整することの重要性が強調されています。高齢者集団の慢性LBPに対処することで健康的な老化を促進できるため、高齢者は自らの健康を維持する機能的能力を得ることができます。
 
原文はこちら
https://www.who.int/news/item/07-12-2023-who-releases-guidelines-on-chronic-low-back-pain